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離脱の前に [ベンゾジアゼピン離脱症状]

一旦離脱すると決めたら始める前にいくつかのステップがあります。

(1)自分の担当医師と薬剤師に相談して下さい。

あなたの医師はベンゾジアゼピンをやめるのが適切がどうかの見解があるはずです。極稀に離脱が勧められない場合があります。医師(特に米国の医師)によってベンゾジアゼピンの長期服薬はいくらかの不安障害、パニックや恐怖症や何かしらの精神症状に必要であると考えています。しかしながら医学的な見解は違っています。完全な離脱は勧められないとしても、服薬量の減量やベンゾジアゼピンを一旦やめる期間は価値があるという事です。

投薬の処方がありますので離脱には医師の承認と協力が必要です。多くの医師はベンゾジアゼピンの離脱方法の指導に確信が無いので、躊躇するでしょう。しかしあなた自身が決めた減薬プログラムに責任を持ち、どのペースが調子が良いのかを交渉する事ができます。そしてあなたのスケジュールをコントロールする事がとても大切です。医師から期限を設定されないようにして下さい。あなた自身が望む方向へ柔軟な心構えで進んで下さい。

最初のステージで減薬スケジュールを作成し医師にコピー渡しておくのは良いアイディアです。そして、あなたは減薬における柔軟性の重要性をいつも心に留めておいて下さい。そうすることで減薬の割合はいつでも修正できるからです。ある状況によってはどこかの段階で一旦減薬を保留にしておく期間をおく必要があるでしょう。減薬スケジュールは随時あなたの状態に沿って立てる事ができ、医師はあなたの立てた最新のスケジュールに合わせて処方する事が可能です。

最終的にあなたの医師はベンゾジアゼピンの離脱に関する知識を持てたことであなたに感謝するでしょう。 

(2) あなたが、十分な心理的サポートを得られる事を確認して下さい。

サポートは配偶者であったりパートナーであったり、家族、友人などからも得られる事でしょう。理解のあるドクターからはサポートとアドバイスが得られるはずです。あなたを見ていてくれる人がベンゾジアゼピンの離脱症状を知識として理解している事を確認して下さい。 

あなたをサポートする人は離脱症状の経験者である事を勧めますが、離脱で酷い経験をした人は時に離脱症状の恐ろしさを強調する事も念頭に入れておいて下さい。クリニカルサイコロジストや経験あるカウンセラーかセラピストは呼吸法やパニックに対する対処などのリラクゼーションテクニックを教えてくれます。代替の方法、アロマセラピー、ヨガ、鍼灸などが助けになってる人もいます。これらはおそらくリラックスを促進してくれると思います。

高額のセラピストよりもあなたには減薬の長期間及び断薬後の数ヶ月に渡って頻繁に継続的にサポートしてくれる頼れる人必要です。ボランティアのトランキライザーサポートグループ(自助クループ)は非常に助けになります。 これらの組織は通常、離脱症状の経験がある人々によって運営されており離脱には時間と忍耐が必要とされる事を理解しておりベンゾジアゼピンに関する情報を提供できるからです。他にも同じ問題を抱えている人がたくさんおり、あなたが1人ではない自覚できるのはとても励みになります。あなたに他の方が体験した離脱症状がすべて起こるとはかぎりません。人によって抱える症状は異なりますし、適切なスケジュールとサポートを受けられた方の中には離脱症状が全くなく断薬を終えたケースがあります。たとえ外的なサポートのない中でも自己管理で離脱を完了している方も多くいます。

(3)着実に歩んで下さい

自信を持って下さい。あなたはできます。不安であれば少しの減薬を何日かしてみて下さい。(例えばあなたのいつもの服薬量の1/10か 1/8程度を減らしてみて下さい。おそらくこれはあなたの錠剤のうち1つを1/2か1/4にカットする事でできると思います)恐らくあなたはなんの変化もない事を感じると思います。

忍耐強く 離脱を急ぐ必要はありません。あなたの体(&脳)は何年にも渡るベンゾジアゼピンの影響から回復するのには時間がかかります。
早い回復を期待しないで下さい。病院か依存症患者治療センターに入院すれば可能かもしれません。こうしたアプローチは医学的に安全であり、心理的なサポートも提供されるので、急速な離脱ができます。このようなセンターは難しい心理的な問題を抱えた少数の人には適しているかも知れません。しかし彼らは時々患者から離脱のコントロールを排除し、元の状態に逆行させてしまう事が度々あります。

ゆっくりとした離脱は体と心の調整をする時間が十分にありますから。、あなたのライフスタイルにあった離脱を組み立てベンゾジアゼピンなしの生活を確率する方法をご自分で練る事の意義はとても大きいです。 

 

↑グリーンフォレスト(離脱サイト)に掲載されていたアシュトン教授の論文だと思います。最新版が公開されたので消えたのかも
最新版はこちら www.benzo.org.uk/amisc/japan.pdf


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コメント 2

断薬.com

はじめまして。私もかつてデパスの離脱症状に苦しめられました。

今は断薬成功して服用していないのですが、当時は本当に苦しい毎日でした。
離脱症状という言葉もまだ知名度がなく、その恐ろしさも知らずに服用している人たちのためにも、こういうサイトの情報は有用だと思います。

私もその時の経験をもとに断薬体験の投稿サイトを開設しています。
開設したばかりでまだ投稿は少ないですが、断薬を終わらせた方は現在離脱症状に苦しんでいる人たちの指針になりますのでぜひ断薬の体験談をお寄せください。

まだ減薬・断薬中の方も今の苦しさなどを投稿していただければと思います。
よろしくお願いします。
by 断薬.com (2013-03-01 14:31) 

sparrow

ありがとうございます。
記事を書いて1年経っていませんが、5万6千アクセスを超えました。
困っている人がたくさんいます。医者は無知と不勉強で薬物療法を治療と思い込んでる。デパスは切れ味がいいから、その反動は凄かった。

仲間づくり 大事かもしれません。 これ以上、悲しい苦しい思いをする人を作らない為に
いい発想ですね。サイトの成功をお祈りしています。

記事を書くのも結構大変で、疲れます。他のため ボランティア、社会貢献は大事ですよね。
多くの人が医者に苦しめられてる。変な世の中 おかしいと思います。

by sparrow (2013-03-01 19:38) 

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